読書日記 ショートショートの広場3
こんにちは。
今回は読書日記です。
ショートショートといえば、真っ先に浮かぶのは星新一さんではないでしょうか?
僕は少し読んだことがあるくらいなのですが、不思議な世界観を描いているなという印象です。
この本は星新一さんが、ショートショートコンテストという企画の中で、優秀な作品を選んで収めたものです。応募するのは、一般の方なので、この本は素人の作品で成り立っているとも言えます。ここでいう素人は、あくまでプロと区別するための言葉としています。実際にはかなり玄人と言えるでしょうが...
全部で60以上の作品が収録されています。
いくつかはほのぼの系で、読後感がすっきりしていて個人的には大好きなタイプです。
印象的なラストを飾る作品が多く、予想がつくものもありますが、それでも印象に残るという意味では素晴らしい作品だなと思います。
いくつか気に入った作品を挙げると、「眠りの町」という作品はラストが面白いです。
「特設電話」もあぁ!というラストになっています。
「愛子より」のラストはすっきりしました。
「ためらわれる理由」もよくある展開かもしれませんがまとまりが良くて笑えます。
全体的に含みを持たせたような作品が多く、ほのぼの系が散らばっているという感じになっています。
まだショートショートの世界を堪能していない人がいれば、ぜひ読んでみてください。
一つの作品はすぐ読めるので、時間的にも精神的にも読み始めるハードルは高くないはずです。